【数学A】整数の個数を求める時『プラス1』する理由を図解します

問題
3から10までの整数の個数はいくつでしょう?
7個ではありあません!
正しくは8個です。
3から10までの整数の個数を求める時、単に『10-3』をするのではなく、『10-3+1』をしなければなりません。

なんでプラス1をしなくちゃいけないの?
そんな疑問をもっているあなたは、引き算を正しくイメージできていません!
引き算とは、引かれる数から引く数を取り去る計算です。
整数の個数を求める時は単に引き算をすると1つの整数を余計に取り去ってしまうので、プラス1をする必要があるのです。
この記事では整数の個数を求める時にプラス1する理由を聞く前に、まずは引き算を正しくイメージできるよう解説します。
その後で、整数の個数を求める時にプラス1する理由を詳しくお話します。
【前提知識】引き算とは『引かれる数から引く数を取り去る』こと
引き算とは何か、あなたは言語化できますか?
まずは引き算を正しくイメージしましょう。
以下の例題で解説します。
例題
全部で10個のアメがあります。
そのうち3個のアメを食べたら、残りはいくつでしょう?
この記事を読んでいるあなたなら、答えは7個だと一瞬でわかるでしょう。

10-3=7
だから残りのアメは7個!
10個のアメの中から3個のアメを食べる。
つまり10個のアメの中から3個のアメを取り去るということです。

引き算には、上の図のようなイメージを持ちましょう。
整数の個数を求める時『プラス1』する理由
これまでで、引き算とは『引かれる数から引く数を取り去る』ことだとお話ししました。
このイメージをもてたあなたなら、整数の個数の数え方がよくわかるはずです。
整数の個数を数えるとき単に引き算をしたら、1つの整数を余計に取り去ってしまうため、あとでプラス1をするのです。
問題
3から10までの整数の個数はいくつでしょう?
答えは10-3+1=8個です。
まず、単に10-3をしたらどうなるかを図で見てみましょう。

3から10までいくつの整数があるかを知りたいのに、10-3をしたら『整数の3』を余計に取り去ってしまいます。
よって、余計に取り去ってしまった『整数の3』の分を加えるため10-3にプラス1をしなければならないのです。
まとめ
『整数の個数を求める時はプラス1をする』
このように丸暗記もできますが、なぜプラス1をするのか理解した方がよいでしょう。
今後も数学の説き方を丸暗記するのではなく、その原理から理解していきましょう。
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