【新中3春休み】高校受験勉強でやることを塾講師が解説!数英の基礎固めを優先しよう


【新中3春休み】高校受験勉強でやることを塾講師が解説!数英の基礎固めを優先しよう

【新中3春休み】高校受験勉強でやることを塾講師が解説!数英の基礎固めを優先しよう

 先輩が高校受験を終え、いよいよ自分が受験生だ! と気合いが入っている新中3のあなた!

 春休みから受験勉強を始めたいけど、何をしたらいいかわからないですよね。

 現役塾講師の私が、そんなあなたの疑問にお答えします。

 新中3が春休みに行う高校受験勉強は、数学と英語の基礎固めです!

 国語、理科、社会は後回しにして、余裕がある人だけ取り組みましょう。

過去問とか、難しい問題を解かなくて良いの?

 過去問を解くだけが受験勉強ではありません。

 過去問を解くためには基礎的な内容をマスターしていなければならないので、むしろ中学3年間の基礎固めこそが受験勉強のメインと言えます。

 この記事では、まず新中3の春休みに取り組むべき受験勉強のポイントが『基礎固め』である理由を解説します。

 その次にお話するのは、科目ごとに高校受験勉強のコツです。

 最初に数学と英語について説明し、その後、国語・社会・理科の勉強法を取り上げます。

 そして最後に、新中3の春休みを有意義に過ごし方を3つお伝えします。



 受験勉強といえば、過去問や入試問題を解かなければならず、なんだか大変なイメージをもっている人がいることでしょう。

 しかし高校受験勉強のメインは、中学3年間の基礎固めです。

 その理由は以下の2つです。

 以下で詳しく解説します。

①過去問や入試問題を解けるようにするため

 受験本番の前には、過去問や入試問題を解けるようにしなければなりません。

 では、過去問や入試問題を解けるようになるにはどうしたよいでしょうか。

難しい問題を解けるようになるためには、基本的な問題を完璧にしなきゃいけないんだよね!

 スポーツだって、試合で勝つためには基礎的な技術を練習しなければなりませんよね。

 受験勉強もそれと同じで、入試本番で合格点を取るためにはまず基礎的な問題を解けるようにならなければいけないのです。

②中3の内容をスムーズに理解するため

 入試問題には、中3で習った内容も出題されます。

 中3の内容を理解するには、中1と中2で習った内容を理解していないといけません。

 特に数学と英語は中1と中2の内容を踏まえてさらに難しくなるので、新中3の春休みのうちに優先的に復習しましょう。(英語と数学の詳しい復習方法はこのあと解説します。)



 受験勉強を始めたいと思っても、春休みは2週間しかないので多くのことはできません。

 そこでおすすめなのは、数学と英語の基礎固めを優先することです。

 とはいえ基礎の範囲も広いので、以下の範囲に絞りましょう。

数学『中2までに習った計算』

 数学の基礎は計算です。

 入試に出題される計算問題は、絶対に得点しなければなりません!

 入試で点数を確保するためにも、計算問題は完璧にしておきましょう。

春休みに復習する計算

  • 算数の計算(特に分数)
  • 正負の数の計算
  • 一次方程式・連立方程式

 私の塾講師の経験から、中3の時点で分数の計算ができない人が散見されます。

算数なんて余裕だよ!

 そう思っていても、意外と間違えてしまうものです。

 算数の計算から怪しい人は、中3になる前に完璧にしましょう!

英語『英単語と文法』

 英語において、受験勉強の目的は長文を読めるようになることです。

 それも初見の英文を、時間内に読めるようにならなければなりません。

英語の長文なんて読めるようになる気がしないよ~

 英語の長文が読めないのは、単語の意味を知らないからです。

 また文法を知らなければ、正しく英文を訳せません。

 英語の長文を読めるようになるため、まずは英単語を覚えます。

 さらに、中2までに習った文法を復習しましょう。



 新中3春休みの受験勉強は、数学と英語を優先します。

 しかし他の科目も気になる、かつ余裕がある人は国語・理科・社会も取り組みましょう。

国語『初見の文章に慣れる』

 国語の受験勉強は、初見の文章を読むトレーニングをしましょう。

初見の文章を読むにはどうしたらいいの?

 市販されている高校受験用の問題集で、初見の文章を読み取る練習をしましょう!

 学校のワークの問題だと、授業でやった文章が出てくるので適切ではありません。

 国語の入試問題では、初めて見る文章を時間内に読み切り、内容を理解します。

 しかもその文章は固い言葉や難しい言葉が使われているため、決して読みやすいものではありません。

 入試間近になってから文章を読めるようにするのは難しいので、国語に苦手意識がある人は早めに慣れていきましょう!

理科『用語や公式の暗記』

 理科の入試対策は、中2までの内容の暗記をしましょう。

 用語はもちろん、公式を覚えていないと解けない問題があるので、計算問題ができるように公式も覚えましょう。

 小学生の頃から中2まで理科を習ってきて、理科にはどんなイメージがついているでしょうか?

理科は暗記科目!

気合いで暗記すればテストで点数取れる!!

 理科が暗記科目であるのは、残念ながら中2までです。

 中3になると計算問題や作図の問題、さらに化学式を書くような勉強内容が増えます。

 よって中3の理科は単なる暗記科目ではなくなり、なぜそうなるのか?を理解しないといけなくなるのです。

 中3の理科も暗記要素はありますが、暗記をするためにもなぜそうなるのか?を理解しないとキツいです。

なんだか数学みたいだな……

 中3の理科が難しいということは、中1中2の内容は得点源になりえます。

 よって、理科の受験勉強の入り口は中1中2の暗記がおすすめなのです。

社会『基本的な用語を覚える』

 社会に関しては、結局のところ暗記科目です。

 違う見方をすれば、暗記すればするほど点数を取れるということ。

 まずは学校のワークを用いて、中2までの基本的な用語を覚えましょう。

 学校のワークの、各章の初めにあるような一問一答の問題だけでも構いません。

 社会は覚えれば覚えるほど、さらに早ければ早いほどラクになっていく科目です。



 春休みはあっと言う間に過ぎてしまいます。

 ここからは新中3春休みを有意義な過ごすため、おすすめの過ごし方を3つ紹介します。

①宿題を早めに終わらせる

 中学生3年生への進級を前にして、受験勉強のモチベーションが高まっていることでしょう。

 しかし受験勉強ばかりして、春休みの宿題が終わらなかったら本末転倒です。

 高校受験は入試本番の点数だけでなく内申点も重要なので、宿題を出せなくて内申が下がった!なんてことの内容にしましょう。

②勉強の習慣をつける

 今は受験勉強のモチベーションが高まっていて、何時間でも勉強できそうな気がしているかもしれませんね。

 しかし受験は長期戦です。

 モチベーションだけに頼るような勉強をしていると、いつか限界が来てしまいます。

 そこで、新中3春休みのうちに勉強の習慣をつけて置きましょう。

 春休みの最終日にまとめて宿題をやる!というスタイルを変え、毎日少しずつ、決まった時間に勉強をします。

 勉強の習慣を早めにつけることが、高校受験の成功に繋がるのです。

③高校の情報収集をする

 新中3春休みの時点で志望校が決まっていない人は、できるだけ早く志望校を決めるようにしましょう。

調べるべき高校の情報

  • 家の周辺ある高校
  • 私立なのか?公立なのか?
  • 高校の偏差値
  • 高校の特徴
  • 学校説明会の日程

 行きたい高校に行くためにはどれくらいの偏差値が必要なのか?

 自分の中学からその高校に受かった人は、学校のテストでどれくらいの成績だったのか?

 自分の勉強の目標を立てるためにも、早めに志望校を決めましょう。

まとめ

  • 新中3春休みの受験勉強は、基礎固めから始める
  • 数学と英語の基礎固めを優先し、国語・理科・社会は余裕がある人だけ取り組む
  • 春休みのうちに学習習慣を定着させる

 これから長い受験生活になります。

 適度に息抜きもしつつ、希望の高校に行けるように頑張ってください!


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