【中3】学年末テストは勉強するべき?高校入試がある人・ない人別に解説

中学3年生の学年末テストは、高校入試がある人にとってもない人にとっても力を抜きたくなるものですよね。

受験が終わったんだから、勉強したくないなあ

これから入試があるのにテスト勉強なんかしてられない!
この記事では、高校受験に関係する内申が二学期までに決定している人に向けて、三学期の学年末テストを頑張るべきかどうかを解説します。
学年末テストまでに高校入試が終わっていないなら、受験勉強を優先しましょう。
反対に高校入試が終わっているなら、学年末テストの勉強をするべきです。
この記事では現役塾講師の筆者が、その理由を解説しています。
入試があるなら受験勉強を優先!理由3つ
高校入試が残っているなら、学年末テストよりも受験勉強を優先しましょう。
理由を3つ紹介します。
①精神的な余裕を確保できるから
高校入試が残っているのなら、テスト対策はしない! と決めてしまえば精神的な余裕を確保できます。
受験もあるし、テスト対策もしなければならないとなると焦ってしまいます。
受験に向けてメンタルを保っておくために、テスト対策はしないと割り切り、受験に集中しましょう。
②入試の範囲=テスト範囲だから
そもそも学年末テストの出題範囲は、入試の範囲と被っていますよね。
受験勉強をしていたら、学年末テストで問われる内容もある程度は頭に入っているはずです。
わざわざ学年末テストの対策をしなくても、受験勉強を頑張っていればテストでいつも通りの点数をとれるはずですよ。
③入試のある人を考慮した問題が出る可能性があるから
学年末テストの範囲は入試の出題範囲と被っているので、あえてテスト対策をしなくてもよいとお話しました。

それなら実技科目の対策はどうすればいいの?
受験勉強をしているうちに5科目の内容は頭に入っても、音楽や美術といった実技科目の暗記事項なんて覚えているわけない!
そんなあなたに朗報です。
学校の先生だってそこはわかっていますから、高校入試が残っている人のことを考慮して、あまり勉強しなくても点数が取れるようにしてくれている可能性があります。
授業中に、実技科目の先生がテストの内容を話していませんか?
例えば『このプリントからしかテストに出さないよ』など。
受験のことも気になるでしょうが、テストの内容を聞き逃さないためにもしっかり実技科目の授業をうけましょう。
入試がないなら学年末テストを頑張るべき!理由2つ
高校入試が終わっているなら、学年末テストを頑張りましょう。
理由は2つです。
①高校入学後に学力の差ができるから
高校入試が早めに終わった人は、高校入学まで全然勉強しなかったとすると一般入試で合格した人よりも学力が落ちてしまいます。
一般入試を受けた人は当然、ギリギリまで受験勉強をしていたのですから当然ですよね。
特に英語と数学は、身につけるのは難しいのに忘れるのはあっという間です。
早く高校入試が終わった人は学年末テストの勉強を頑張って、一般入試で合格した人と学力の差が広がらないようにしましょう。
②中3三学期の成績が高校に送られる可能性があるから
高校入試に用いる内申が二学期までの成績で決まった。
それなら三学期の成績は関係ないんじゃないの? と考えているあなた!
学校の先生は、三学期の成績について何か言っていませんでしたか?
中3三学期の成績は高校に送られる可能性があります。
高校の先生に『入試が早く終わったからって三学期に勉強をサボった』と思われるのは嫌ですよね。
入学前から高校の先生に悪い印象を与えないよう、学年末テストを頑張りましょう。
まとめ
塾講師の経験から言うと、中3の学年末テストは軽視されがちです。
しかしそれは学年末テストがどうでもいいものだからではありません。
入試が残っているのなら、受験勉強を優先しようということです。
つまり入試が残っていないのなら、受験後だからと甘えずテスト勉強をするべきです。
受験が終わっていない人は、高校合格に向けてあと少し頑張りましょう!
受験が終わった人は、リラックスしつつも高校入学後のことを考え、勉強の習慣をなくさないようにしてくださいね。
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