【理系塾講師が解説】理系志望なら高1から大学受験勉強を始めるべき理由と勉強内容


【理系塾講師が解説】理系志望なら高1から大学受験勉強を始めるべき理由と勉強内容



【理系塾講師が解説】理系志望なら高1から大学受験勉強を始めるべき理由と勉強内容

 高校1年生のあなた! 高校生活を楽しんでいますか?

 高校生活といえば部活に行事に……そして大学受験!

 高1だし、まだ受験勉強はしなくていいんじゃない? と考えているかもしれませんが、高1から大学受験勉強を始めることが合格への鍵となっているのです。

 特に理系であれば受験勉強の負担が文系よりも大きいので、志望大学に合格するためにぜひ、高1から受験勉強を始めましょう!

 この記事では理系志望の高1のあなたに向け、高1から始める受験勉強の内容をお話します。

 この記事を参考に、早め早めに受験勉強を始めることでライバルと差を付けましょう!

筆者『湊音』について

  • 現役理系塾講師
  • 高校では特進クラスに在籍
  • 理系大学に現役合格



 まずは理系志望なら高1から受験勉強を始めるべき理由を3つお話します。

  • 一教科あたりの出題範囲が広い
  • 勉強内容が難しい
  • 方向転換しても間に合う

 以下で詳しく解説します。

①一教科あたりの範囲が広い

 文系でも理系でも言えることですが、大学入試は高校入試と違って一教科あたりの範囲が膨大です。

 数学は高1の時点で数学Ⅰ、数学Aと2つに分かれており、高2、高3になるにつれ数学Ⅱ、数学B、数学Ⅲ、数学Cと増えていきます。

 よって高校入試では単に『数学』が出題範囲でしたが、理系の大学入試では『数学』というだけで上記の複数の科目(数学ⅠAⅡBⅢC)が入ってくるのです。

 しかもそれぞれ、教科書には中学でいう1年分ぐらいの厚みがありますよね。

 理系であれば数学は避けては通れないので、高1の間からしっかり勉強しておかないと間に合いません。

②勉強内容が難しい

 大学入試で出題される問題は当然、高校入試よりも難しくなります。

 高校と中学の教科書を比べてみたら一目瞭然でしょう。

 特に理科は、中学の時は『理科』として1つの科目にまとまっていたのが、高校では『物理』『化学』『生物』『地学』の4つに分かれています。

 つまりどういうことか。特定の分野に特化した内容なのでより専門的に、より高度になっているのです。

 特に物理や数学など理解力を特に必要とされる教科では、高1の内容を高1のうちにしっかり理解しておかないと、後々で授業についていけなくなります。

③方向転換しても間に合う

 高1の今の時点では理系に進みたいと考えているあなたでも、もしかしたら将来の夢が変わり文系に進むかもしれません。

 そんな人でも高1からしっかりと勉強していれば、高2や高3になる頃には勉強の習慣がついているので、少し遅れて国語や社会の勉強を始めても間に合う可能性があります。

 現時点では理系に進みたいけど、まだ決っているわけじゃないという人こそ、高1から大学受験勉強を始めましょう。



 ここからは理系志望の高1がやる受験勉強を紹介します。

 受験勉強といっても特別なことをする必要はありません。

 高1のうちは何より、毎回の授業内容をしっかり理解することが重要です。

数学ⅠAの基礎

 高1では数学Ⅰと数学Aを習っている人は、高2で数学ⅡB、高3で数学ⅢCを学びます。

 数学Ⅰの応用が数学Ⅱ、数学Ⅱの応用が数学Ⅲなので、下位の科目で穴があると後々でついて行けなくなります。

 以上の理由から、大学入試で数学を使う人は高1のうちから数学ⅠAの基礎を固めておきましょう。

 特に数学ⅢCまで使うのであれば、高1のうちから数学の基礎固めはやっておかないと間に合わない可能性があります。

数学Aはやらなくていいの?

 数学Aの内容が直接つながっていることは少ないですが、それだけに復習する機会がないため忘れやすいのです。

 高3になってから数学ⅢCと平行して数学Aの復習をするとなると負担が大きいので、数学Aも勉強しておきましょう。


 具体的な勉強内容は以下です。

  • 毎回の授業内容を理解する
  • 学校の問題集でわからない問いがないようにする
  • 定期テストで高得点を目指す。

 拍子抜けしましたか?

 過去問を解いたり、大学受験用問題集をやるだけが受験勉強ではありません。過去問や大学受験用問題集を解けるように、教科書レベルの内容の理解をするのも受験勉強です。

 高1のうちは本格的な受験勉強をスムーズに始められるように、授業で習った基礎事項をしっかり頭に入れておきましょう。

英単語・英文法

 理系も文系も避けては通れない英語。英語の入試問題を解くには何の力が必要でしょうか?

 読解力? 速読力? 

 いずれも正解ではありますが、高1のうちはもっと根本的な単語力・文法力をつけましょう。

 高校受験をしたときには、特に意識をして単語や文法の勉強をしなかった人が多いかと思います。

 しかし大学入試で必要な英単語も文法も、高校入試とは比べものにならないぐらい大量です。

 大学入試に出題される英単語や文法でも、学校の授業で扱いきれないものも多くあります。となると、自分で勉強するしかないのです。


 具体的な勉強内容は以下です。

  • 単語帳を1冊完璧にする
  • 英文法書を覚える

 学校で英単語や英文法のテストがあるかと思います。しかし、そのペースはいかがでしょうか? 一年かけて一冊終えるようなスケジュールになっていませんか?

 英単語帳や英文法書で何年もかけていたら、一周する頃には初めの方をすっかり忘れてしまいますよね。

 英単語帳や英文法書は、覚えるまで何周もするものです。よって、小テストの範囲を待たずに、自分でどんどん進めていきましょう。

 特に英単語帳に関しては、今持っているものを高1のうちに完璧にするようにしましょう。

 英単語帳にはレベルがあり、高1のあなたが持っているのは基礎か標準レベルのものでしょう。

 難関大学を目指すのであれば英単語帳はそれでは足りません。2冊目の単語帳が必要になることも視野に入れ、高1のうちに基本的な英単語は頭に入れてしまいましょう。

 理系志望なら高1から受験勉強を始めるべき理由は以下の3つでした。

  • 一教科あたりの出題範囲が広い
  • 勉強内容が難しい
  • 方向転換しても間に合う

 また、高1から始める受験勉強は数学ⅠAの基礎固めや英単語・英文法の暗記です。

 大学受験は高校受験とは比較にならないほど厳しいものになります。

 特に理系は負担が大きいので、早め早めに受験勉強を始めましょう。

 遅すぎることはあっても、早すぎることはないのです。

 

 

 


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