【小学生でもわかる】三角形の合同条件の覚え方を解説

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【小学生でもわかる】三角形の合同条件の覚え方を解説



 中学2年生で初めて証明問題を習ったあなたにとって、最初の壁は三角形の合同条件を覚えることですよね。

 三角形の合同条件では、長い文章を3つも覚えなくてはいけないので大変です。

長い文章が覚えられない

そもそも合同条件の意味がわからない

 実は、三角形の合同条件は中学2年生で初めて出てきたわけはないのです。

 小学校で既に習っています。

 小学校で三角形の作図をしましたよね? その時に、三角形の合同条件に触れているのです。

 三角形の合同条件を覚えるには、三角形の作図の方法を思い出せばいいのです。

 この記事では、小学校で習った知識と併せて三角形の合同条件を理解できるように解説します。

この記事でわかること

  • 小学校の知識を用いて三角形の合同条件を理解できる

ここから読んでね



 そもそも合同とはなにかを説明できますか?

 合同条件を解説するまえに、合同とは何かを確認しましょう。

合同とは・・・

まったく同じ形であること。

つまり図形の辺の長さ、角の大きさが全て等しいこと

 つまり合同条件は、これらの図形はまったく同じ形ですよと言うためにあるのです。

三角形の合同条件3つを確認



 あなたが必死に暗記しようとしている三角形の合同条件は以下です。

三角形の合同条件
①3組の辺が全て等しい
②2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい
③1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい

 まだ三角形の合同条件を暗記していない人は、よく確認しておきましょう。

合同条件を覚えるには『三角形の作図』を思い出すべし!



 小学校で三角形の作図をしたのを覚えているでしょうか?

 実は、三角形の作図の方法こそが、三角形の合同条件なのです!

 三角形の作図には、3つのパターンがありました。

三角形の作図の方法

  • 3辺の長さが与えられる
  • 2辺とその間の角が与えられる
  • 1辺とその両端の角が与えられる

 三角形の作図の問題では、1mmもしくは1°でもずれたらバツにされた経験があるのではないでしょうか。

 なぜなら、三角形は上に挙げた①~③のいずれかの情報があれば、誰が作図しても同じ三角形ができあがるからです。

 例えばあなたが、ある三角形を思い浮かべたとします。

 あなたがその三角形の①3辺の長さ、②2辺とその間の角、③1辺とその両端の角のいずれかを教えれば、友達でも、隣の席の子でも、私でも、あなたの頭に浮かんだ三角形とまったく同じ形の三角形――合同な三角形を描くことができます。

 つまり、2つの三角形は

①3組の辺が全て等しい 

②2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい

③1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい

 の、いずれかが言えれば、それらはまったく同じ形『合同』であると言えるのです。

まとめ

 三角形の合同条件を覚えるには、三角形の作図の方法を思い出しましょう。

 三角形の合同条件にあるような辺や角度の情報があれば誰でも同じ三角形を作図することができます。

 つまりそれらの情報が同じであれば、2つの三角形は合同であると言えるのです。

 合同条件を覚えるのが大変だと感じている人は、3つの文章を丸暗記しようとしているのではないでしょうか?

 この記事を読み、三角形の合同条件と三角形の作図をリンクさせて理解したあなたは、すんなり頭に入ったことでしょう。

 暗記が難しいときこと、「なぜそうなるの?」を大切にしてくださいね。



 


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