【myとmine】所有格と所有代名詞の違いを一言で解説【問題演習付き】
人称代名詞の中でも混乱しやすいのが所有格と所有代名詞の違いです。
どちらも文字通り『所有している』ことを表しているし、どうやって使い分けたらいいの? と考えているのはあなただけではありません。
しかし、ややこしく感じる所有格と所有代名詞の違いはたったの一言で説明できます。
この記事では所有格と所有代名詞の違いをシンプルに解説し、それらの使い分け方も解説します。
最後に問題演習も用意しているので、この記事を読めば所有格と所有代名詞の違いを理解し、さらに正しく使い分けられるようになりますよ。
所有格と所有代名詞とは?それぞれ解説
まずは所有格と所有代名詞は何かを解説します。
所有格も所有代名詞も『人称代名詞』の一種です。
人称代名詞の中で所有格にあたるのは『my / your / his / her / its / our / your / their』で、所有代名詞にあたるのは『mine / yours / his / hers / its / ours / yours / theirs』です。
以下で所有格と所有代名詞それぞれについて詳しく解説します。
所有格『~の』
所有格は『~の』と訳し、『~の○○』のように○○が誰のもの何かを表します。
所有格は『所有格+名詞』のように、直後に名詞を伴います。
【例】
my bag(私の鞄)
our teacher(私たちの先生)
所有代名詞『~のもの』
所有代名詞は『~のもの』の訳します。
所有代名詞は所有格と異なり単体で機能しますが、『誰の何か』を具体的に言えません。
逆に具体的に言う必要がない場合に用いると文がすっきりします。
【例】
mine(私のもの)
ours(私たのもの)
【例文】
This pen is mine.『そのペンは私のものです』
⇒This pen is my pen.『そのペンは私のペンです』だとちょっとくどい。
所有格と所有代名詞の違いを一言でいうと
所有格と所有代名詞の違いを一言で説明します。
所有格はそれ自体のみでは機能しないのに対し、所有代名詞は単体で機能します。
所有格は名詞を伴い、『誰の○○か』を具体的に言います。
対して所有代名詞は、『誰のものか』しか言えません。
例えば『この鞄は誰の物?』と聞かれたらなんと答えるでしょうか。
『私のです』
このようにシンプルに答える場合は所有代名詞を用いて『It is mine.(それは私のものです)』と言います。
『私の鞄です』と、しっかり答えるときは?
『私のものです』ではなく『私の鞄です』と具体的に答えるときは所有格を用いて『It is my bag.(それは私の鞄です)』と言います。
つまりこの場合は、
mine=my bag
です!
【問題演習】所有格と所有代名詞の問題に挑戦
ここまでで学んだことを思い出しながら、問題演習を行いましょう。
問題演習
適切な所有格または所有代名詞を選びましょう。
- This is __ (my/mine) book.
- That car is __ (her/hers).
- Is this pen __ (your/yours)?
以下、解説です。
①について。
日本語訳:『これは私の本です』
直後に名詞『book』があるので、適切なのは所有格『my』です。
②について。
日本語訳:『その車は彼女のものです』
1つの単語で誰の物かを表すのに適切なのは、所有代名詞です。
よって答えは所有代名詞『hers』です。
問題文『That car is hers.』は所有格『her』を用いて以下のように書き換えられます。
That car is her car.『その車は彼女の車です』
②について。
日本語訳:『このペンはあなたのものですか?』
これも、1つの単語で誰の物かを表す文です。
よって答えは所有代名詞『yours』です。
問題文『Is this pen yours?』は所有格『your』を用いて以下のように書き換えられます。
Is this pen your pen?『そのペンはあなたのペンですか?』
まとめ
所有格と所有代名詞についてまとめます。
所有格と所有代名詞は、所有していることを表す点では似ているので混乱しやすいです。
しかし、一度しっかり学習したらまったく違うものに見えてくることでしょう。
とはいえ忘れやすい知識ではあるので、いつでも復習しに戻ってきてくださいね。
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