【中2数学】等式変形『○○について解く』とは何か?やり方も解説
数学が苦手な人にとっては、『○○について解きましょう』と言われてもピンとこないものでしょう。
また中2の数学を復習したときに、いきなり『等式変形』と言われて戸惑った人もいるかもしれません。
この記事では中2数学『等式変形』の解き方を解説します。
等式変形の単元でよく出る『xについて解く』『aについて解く』といった言い回しの意味から解説するので、等式変形がまったく分からなかった人でも、この記事を読み終わる頃には理解できますよ!
等式変形について解説
まずは等式変形の単元でよく出る『xについて解く』の意味と、その後で等式変形のやり方を理解しましょう。
以下の例題を用いて解説します。
例題
次の式を、aとbについてそれぞれ解きなさい。
$2a+7=3b$
○○について解くとは『○○=△△』に変形すること
複数の文字が使われている式の場合、何も言われなければどのように変形すればいいかわかりません。
そこで、『○○について解きなさい』と指示されます。
『○○について解きなさい』とは、『○○という文字が、他の文字や数を用いてどう表されるかを示しなさい』という意味です。
簡単に言うと、『○○=△』と変形することです。
ここで改めて例題を見てみましょう。
例題
次の式を、aとbについてそれぞれ解きなさい。
$2a+7=3b$
この例題はつまり、$2a+7=3b$を『a=△△』と『b=△△』に変形することを求めているのです。
等式変形のやり方
$2a+7=3b$を『a=△△』と『b=△△』に変形する方法は簡単です。
一次方程式で『x=△△』としたのと同じやり方で等式変形できます。
まずは、$2a+7=3b$を『a=△△』のように変形しましょう。
$2a+7=3b$
$2a=3b-7$
$\color{red}{a=\frac{2}{3b-7}}$
次は$2a+7=3b$を『b=△△』のように変形しましょう。
$2a+7=3b$
$3b=2a+7$
$\color{red}{b=\frac{3}{2b+7}}$
以上のように、同じ式でも何について解いたかによって結果が変わります。
まとめ
中2数学『等式変形』についてまとめます。
等式変形を習った直後は問題なく解けるかもしれませんが、忘れた頃に問題を見ると、どうやって解けば良いか忘れてしまうでしょう。
学校のワークなどでしっかり問題演習をし、等式変形のやり方や言い回しを忘れないようにしましょう。
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