通分はなぜ必要なのか?理由を塾講師が図解します

小学校の先生は、「分母が違うと足し算・引き算はできません」と教えたことでしょう。

なんで分母が違うと通分しなきゃいけないの?
分母が異なるとき通分しなければならない理由は、等分のルールをそろえないと、足し算・引き算をしてもいくつになるかわからないからです。

文章だけじゃわかりにくいよ!
この記事では、分母が異なるとき通分しなければならない理由を、塾講師である私が図解します。
通分が必要になる理由を理解するにはまず、通分をせずに足し算・引き算をしたらどうなるか?を見てみましょう。
その後で、通分が必要な理由をお話しします。
最後に、通分のやり方を図と計算で解説します。
通分せずに足し算・引き算をするってどういうこと?
通分が必要な理由を知るにはまず、通分せずに足し算・引き算をしたらどうなるかを見るとわかりやすいです。
ていねいに図解をするので、安心して読んでくださいね。
通分せずに足し算・引き算をしたらどうなるか?
通分をせずに足し算・引き算をするとはつまり、分母が異なるまま計算をするということです。
では、分母が異なるままだとどうなるか。図を見て考えてみましょう。

分母が異なるということは、チョコレートの切り方が異なるということ。
バラバラの大きさのチョコレートを足したら、合計でどれくらいの大きさかがわからないのです。
言い換えると、カケラの大きさがバラバラの時、足し算・引き算をしてはいけないということ。
上の図で、チョコレートのカケラが2個あるからといって、
通分する理由『分母が同じならぴったり数えられるから』
一方、分母が同じだとどうでしょうか?
分母が同じということは、チョコレートの切り方が同じということです。
例えば、足し算するチョコレートが両方4等分されているなら、それらのカケラを足したらいくつになるかがわかりますよね。

だから、通分をして分母をそろえる必要があるのです。
通分とは『等分のルールをそろえること』
ここまで、分数の足し算・引き算では分母をそろえなければいけない理由をお話しました。
ここからは、通分とは何かをお話しします。
通分とは何をしているか?図で理解
ここで、3等分したチョコレートと、2等分したチョコレートを足し合わせる場合を考えます。

等分のルールが違うから、分母を同じ数にするんだね
さて、すでに切られてしまったチョコレートを、同じ数だけ等分するにはどうしたらいいでしょうか?
カケラの数の最小公倍数になるよう、チョコレートを切ればいいのです。

3等分と2等分だから、
3と2の最小公倍数=6等分すればいいんだ!
通分のイメージを画像で表したものが以下です。
チョコレートのカケラの数を6個ずつにしました。

このように、6等分した後は
$\frac{1}{3}$は$\frac{2}{6}$に、
$\frac{1}{2}$は$\frac{3}{6}$になるのがポイントです。

なんで分子の数が変わるの?
通分とは切り方をそろえるだけで、カケラの量そのものは同じだからです。
上の図を見ると、チョコレートのカケラをさらに切り分けただけで、カケラの量は同じであることがわかると思います。

例えば、$\frac{1}{3}$のカケラは、
$\frac{2}{6}$と同じ大きさだね!
よって、チョコレートのカケラ$\frac{1}{3}$と$\frac{1}{2}$の合計は、
$\frac{2}{6}+\frac{3}{6}={\color{red}{\frac{5}{6}}}$
通分の計算でのやり方
通分をするたびにチョコレートの絵を描いていたら大変なので、計算で通分をする方法を解説します。
では、通分を式で行ってみましょう。
通分
$\frac{1}{3}+\frac{1}{2}$
$=\frac{1×2}{3×2}+\frac{1×3}{2×3}$
$=\frac{2}{6}+\frac{3}{6}$
$=\frac{5}{6}$
まとめ『通分はなぜ必要なのか?』
通分はなぜ必要なのか? についてまとめます。


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