塾無しで高校受験に受かるには?受験勉強のコツと科目別勉強法を解説


塾無しで高校受験に受かるには?受験勉強のコツと科目別勉強法を解説

塾無しで高校受験に受かるには?受験勉強のコツと科目別勉強法を解説

 高校受験に向けて、友達がみんな塾に行っていると不安になりますよね。

塾無しでも高校に受かるの?

 もちろん、塾無しでも高校に行けます!

 一人でも正しく受験勉強をすれば、問題なく高校受験を突破できますよ。

 この記事では現役塾講師である筆者が、塾無しで高校受験を成功させるにはどうすればよいかを解説します。

 まずは、塾無しでも高校受験に受かる人の特徴を紹介します。

 その後で塾無しで高校受験を成功させる勉強法を3つお話し、さらに科目別の勉強方法も解説します。

塾に行かないと高校に受からないのかな?

 そんなふうに疑問に思っているあなた!

 塾に行かなくても、高校に合格できます!

 まずは塾無しでも高校に受かる人の特徴を解説します。

 万が一あなたがその特徴に当てはまっていなくても、これから意識すれば大丈夫ですよ。

 以下で詳しく解説します。

①学習習慣がついている

 受験対策は一夜漬けで完成するものではありません。

 毎日少しずつ勉強して、志望校に受かるための力をつけていかなければなりません。

 受験生活ではやはり、中3の4月の時点で学習習慣がついていれば有利です。

 学習習慣がついていれば、毎日自然と机に向かえます。

 さらに、多少具合が悪かったり、やる気がでない時でも勉強の手が止まりにくくなります。

 まだあなたに学習習慣がついていないのであれば、毎日1時間程度でも良いので勉強を続けてみましょう。

②粘り強く勉強できる

 受験勉強を成功させるには、粘り強さが不可欠です。

国語をやってると眠くなる

どうしても数学が嫌いだ!

 科目によって好き・嫌い、得意・不得意がありますよね。

 しかし高校受験では5科目ないし3科目が出題されます。

 嫌いだったり苦手だったりする科目でも、理解できるまで粘り強く勉強できる人が合格に近づくのです。

③モチベーションを維持できる

 テスト勉強の期間は、せいぜい2週間ぐらいしかかけないでしょう。

 しかし受験対策には中3の1年間を使います。

 その1年の間、受験勉強のモチベーションを維持できるかが合否を分けると言っても過言ではありません。

 1年という長い間、どうしても『今日ぐらいは遊ぼうかな』と思い日が来ます。

 本当に『今日ぐらい』であれば良いのですが、それが2日、3日、一週間……と続いてしまうと、取り返しの付かないことになりますよ。

 そうならないように、自分なりの勉強のモチベーションを維持する方法を見つけましょう。

受験勉強のモチベーションを維持する方法

  • ○時間勉強したらお菓子を食べると決める
  • 高校見学に行く
  • 勉強を頑張っている友達と話す
  • 高校生になった自分を妄想する

 ここからは塾無しで高校受験を成功させる勉強法を3つ紹介します。

 以下で詳しく解説します。

①模試で自己評価をする

 塾無しで高校受験を成功させるため、模試は必ず受けましょう。

 塾無しでは、自分の受験勉強を評価される機会は少ないです。

 塾に行っていれば塾の先生に評価してもらえますが、塾無しならそういうわけにはいかないですよね。

 つまり塾無しで高校受験を成功させるには、模試の結果を見て自分で評価しないといけないのです。

 模試を受ける目的は、なんといっても自分の弱点を把握することです。

 志望校に合格するためには、自分がどの科目の、何ができないのかを把握しなければなりません。

 そして地道に弱点を克服していくのです。

 さらに模試を受ける目的には、勉強の成果が出ているかを確認することがあります。

 自分一人で勉強していると、自分がどれだけ成長したかがわかりません。

 そこで模試を受けて、前回よりも点数が上がっているか、以前出来なかった問題が解けるようになっているかを確認します。

②学習計画を立てる

 受験勉強は計画的にやりましょう。

 漠然と受験勉強をしていると、受験当日までに学習が間に合わない恐れがあります。

 いつまでにどのレベルの問題が解けるようになるか?

 いつまでにどの問題集を終わらせるか?

 など、受験当日から逆算していつまでに何を終わらせるかを決めておきましょう。

 学習計画を立てる目安としても模試が役立ちます。

 次の模試で○点取れるような勉強をする、といった計画を立てられますね。

③同じ問題をわかるまで繰り返し解く

 高校受験に限らず、勉強するからには問題を解けるようにならなければなりません。

 問題集を1回目に解いたとき、わからなかった問題を放置していませんか?

 問題集に載っている問題を自力で解けるようになって初めて、実力がついていきます。

問題集の解き方

  • 普通に問題を解きながら、自力で解けなかった問題にチェックをつける
  • チェックのついた問題を解き直す。自力で解けたらチェックを消し、解けなかったらチェックを残す
  • チェックが全てなくなるまで何度も解き直す

 もしも問題集でわからなかった問題・間違えた問題を解き直さなければ、これからもずっと解けないまま。

 さらに、1回目にその問題を解いた時間が無駄になってしまうのですよ。

 難しい問題を何度も解き直すとなると気が滅入るかもしれませんが、粘り強く問題に取り組むことが合格には必要です。

 ここからは科目ごとに、何を勉強したら良いかを解説します。

 気になる科目から読んでくださいね。

『国語』小説も論説もバランス良く練習する

 読解問題には大きく分けて『小説』と『論説文』があります。

 あなたはきっと、『小説』は好きでも『論説文』を読むのには抵抗がありますよね。

 塾無しで受験勉強をしていると小説の読解ばかり練習してしまい、気づけば論説文を全く練習しないまま受験を迎えてしまった……なんてことになりかねません。

 塾であなたの勉強を管理されているなら、嫌でも小説と論説文を均等に練習するでしょう。

 しかし塾無しなら自分の意志一つです。

 小説と論説は交互に解くなど、自分でルールを決めておきましょう。

 しかし国語が極端に苦手で、小説も論説も両方できないという人は例外です。

 そういう人は、小説か論説のどちらか解きやすい方を決めて、どちらかを重点的に対策しましょう。

 その方が点数アップを見込めますし、何より気持ちが楽ですよね。

『数学』計算問題を完璧に

 数学はまず、計算問題をミスなく解けるように練習しましょう。

もっと難しい問題を解かなくてもいいの?

 数学の入試問題には、解説を読んだとしても理解できないぐらい難しい問題が混ざっています。

 それを初見で解けないのは、何もあなただけではないのです。

 難しい問題が解けなくても差は付きにくいですが、誰でも正解できる計算問題をミスしてしまうと差が付いてしまいます。

 数学の入試対策では、焦って応用問題対策をするよりも基礎的な計算問題を解けるようにすることが肝心です。

『英語』単語と文法を固める

 英語の入試問題の目玉は、英文読解です。

 英文を読めるようになるには英単語と文法を知らなければなりませんね。

 英単語に不安があれば、高校受験用の英単語帳を用いて対策するのがベター。

 教科書に載っている単語を覚えるよりも、効率よく高校受験対策ができます。

 英文法は学校のワークでも、市販されている高校受験対策用のワークでもよいでしょう。

『理科』生物を優先

 理科は学年ごとに学習するのではなく、分野ごとに学習しましょう。

 理科は4つの分野『生物』『物理』『化学』『地学』があります。

 この中でも一番対策をしやすいのは『生物』です。

 生物は4つの分野の中で一番暗記が多いので、覚えれば覚えるだけそのまま点数に直結します。

 よほど生物が嫌い出ない限り、生物から対策するのがよいでしょう。

 特に物理・化学の計算問題、地学の天体の分野が苦手な人は、最優先で生物を固めましょう。

『社会』好きな分野を優先

 社会も理科と同じように、学年ごとではなく分野ごとに学習します。

 社会は暗記です。とにかく、暗記。

 そうであれば、好きな分野の方が頭に残りやすいですよね。

 『地理』『歴史』『公民』の中で好きな分野から勉強しましょう。

 この記事で解説してきたのは、あくまでも地道に合格へ近づくための勉強法です。

 これをすれば合格する! というようなテクニックは紹介していません。

 それどころか、『学習習慣をつけよう』『粘り強く問題に取り組もう』『問題を自力で解けるまで何度も解き直そう』などなど……面白みのないことしか言わない、と感じた人がいるのではないでしょうか。

 そう感じたあなたはこう思ったはずです。

 『精神論ですか?』

 実際、私は塾で教えている生徒にそう言われたことがあります。

 残念ながらそもそも、スマートに、そしてクールに成功するなんてありえないんですよ。

 あなたが天才でないかぎりね。

 天才じゃないなら、努力するしかない。これは変えようのない事実です。

 高校受験を通じて、あなたの『頑張る力』を育てていきましょうよ。

 その力は必ず、必ず人生をよりよいものにしてくれますよ。

 塾無しで高校受験に合格するには、学習習慣をつけるだけでなくモチベーションの維持も重要です。

 さらに模試を小まめに受けて、自分の学力を客観的に測りましょう。

 塾無しだろうが塾有りだろうが、結局は入試当日に合格ラインに達するか否かで合否が決まります。

 塾無しだからと不安に感じず、地道に受験勉強を行いましょう。


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