夏休みは基礎固めのラストチャンス!絶対にやるべき高校受験勉強を解説します
中学3年生諸君、夏休みは楽しんでるかな?
運動部の人は夏の大会があったり、文化部の人は文化祭の準備で忙しい夏休みだけど、受験勉強のことも気になるよね。
夏休みの受験勉強って何すればいいの?
そんな高校受験を控えた君のために、夏休みの受験勉強でやることを解説していきます。
この記事でわかること
- 夏休みの受験勉強のポイント
- 受験対策として夏休みにやること
- 国語・数学・理科・社会・英語の受験勉強のやり方
まずは夏休みの受験勉強のポイントは以下の3つです。
以下で詳しく解説します。
優先順位を決める
夏休みは何日あるか知っていますか?
そう、約40日です。若い君たちにとって、夏休みはすごく長く感じるでしょう。
国語数学理科社会、全部できるようにするぞ!
もちろん入試に必要な科目をすべて勉強するのが理想だけど、あれもこれもと欲張っていると、あっという間に夏休みが終わってしまいます。
長い夏休みを有効に活用するために、何をどの順番で勉強するのかをしっかり決めておきましょう。
何を優先したらいいかわからないよ~
そんな君はこの順番で勉強してください!
夏休みに勉強する順番
- 学校の宿題
- 英語、数学の基礎固め・苦手克服
- 国語、理科、社会の基礎固め・苦手克服
最優先は学校の宿題です。
読書感想文やポスター作成など、受験に関係ない宿題はさっさと終わらせましょう。
その後に行うのは各科目の基礎固めです。その中でも英語と数学を優先します。
詳しくは以下で解説します。
基礎固めを意識する
応用問題や過去問をたくさん解くぞー!!
「夏休み」というワードでやる気全開になっているそこの君!
盛り上がっている気持ちを少し落ち着けてほしい。
夏休みで最優先するべきは、5科目の基礎をしっかり固めることだ。
高校受験において基礎とは、学校のテストで出てくるような問題のことです。
実際に過去問を見てみると気がつくかもしれないけど、実は入試問題には基礎的な問題がたくさん出ます。
学校のテストに出ていたような問題もたくさん見かけるでしょう。
都立高校入試の数学は、基礎固めをしっかり終えていればそれだけで70点取れます!
都立入試の数学って、平均点はだいたい60点だよね?
つまり、高校受験生の多くは基本的な問題を解けない状態で入試本番を迎えているのです。
方程式は解けますか? 関数の意味を理解していますか?
学校で習った英文はテストが終わった今でもきちんと読めますか?
そんなの当たり前じゃん!
当たり前のことを当たり前にできるようにするのが基礎固めです。
基礎をナメることなく、しっかりと問題演習をしていきましょう。
後で詳しく解説しますが、基礎固めや苦手克服は英語と数学を最優先で行いましょう!
英語と数学の苦手克服!理社国は後回しでもOK
受験勉強って何から始めればいいかわからない……
そんな君は、まずは英語と数学の復習から始めよう。
英語と数学は積み上げの科目。中1の内容から順にしっかり理解していかないと高校受験の問題を解けなくなってしまうんだ。
数学なら計算問題を全問正解、英語なら文法をしっかり理解することを目標にします。
詳しい勉強のポイントは以下で解説します。
理科と社会はどうすればいいの?
理科と社会は暗記したことがそのまま得点につながるので、学校のワークや市販の教材を使って暗記事項を頭に叩き込もう。
でも、理科と社会は英語と数学がある程度できる人だけ手を出そう。
暗記科目は最悪冬休みからでも追い上げることができるけど、英語と数学はそれは厳しいので、余裕がない人は夏休み中に理社をやらないことも考えてみよう。
国語についても、よほど苦手意識が無い限りは後回しで大丈夫です。
夏休みの勉強「やることリスト」
どうやって受験勉強をしていけばいいの?
ここでは、夏休みにやることを解説します。
英語と数学の基礎固め
過去問演習をするときは難しい問題を解くことがありますが、それはまだ先の話。
夏休みの間は基礎固めを徹底しましょう。
基礎固めって、どんな問題が解けるようになればいいの?
学校のテストに出てくるような問題を解けるようになりましょう。
授業で習った内容や学校で配られたワークが解ければ、学校のテストも解けるはずです。
問題は中1、中2で行ったテストです。それらの内容を今でも覚えているかな?
ドキッとした人もいるでしょう。
入試問題は学校のテストができない人には解けません。だから、秋以降に入試問題で問題演習をするために、夏休みの間に基礎固めを終えておく必要があるのです。
ほんとにそれで受験合格できるの?
もちろん、受験当日まで基礎固めをしていたら合格できる高校は限られてしまう。
でも、偏差値の高い高校を目指すにしろ、基礎的な内容がわかっていないと過去問を解くことが出来ないんだ。
余裕がある人は、理科・社会・国語の基礎固めも行ってください。
問題集は薄いものを選ぶ!
書店には高校受験対策用の問題集が売られています。
たくさん種類があって何を選んだら良いかわからない人は、とにかく薄い問題集を選ぼう。
薄い問題集じゃ物足りない!
分厚い問題集をやってやる!
本屋さんでやる気に満ちあふれてる人、ちょっと待って!
人間、新しい問題集を買う瞬間が一番モチベーションが高いものなんだ。
それなのにあら不思議。分厚い問題集を買って家に帰ったあと……それは机の本棚の置物になってしまうのです……!(実は私も経験あります)
夏休みに問題集を解く目的はあくまでも基礎固め。
問題集に載っている問題を何度も解いて、基礎的な問題の解き方を身につけるんだ。
だから、問題集は薄い物を選んでください。
苦手科目の克服
一般入試で私立高校を受験するなら3科目(国数英)、公立高校なら5科目(国数英社理)が試験範囲になります。
苦手科目は無いに超したことはありません。夏休みの間に苦手科目を克服して、受験に有利になろう。
英語と数学が苦手なら、それを優先して克服しましょう!
具体的な勉強法は後で解説します。
テストを見返して苦手を把握
そもそも何が苦手なのか分からない
そういう人は、今まで受けたテストを見返すのがオススメです。
このときは点数だけでなく、どこを間違えたかもしっかり見ておきましょう。
苦手科目のうち、どの単元が特に苦手なのかが分かれば対策しやすくなりますよ!
5科目の受験勉強のポイントを紹介
ここからは、国数英社理それぞれの勉強のポイントを紹介します。
ポイントを先にまとめてリンクを張っておくので、好きな科目から読んでくださいね。
夏休みは英語と数学の勉強を優先しよう!
余裕がある人向けに国語、理科、社会についても解説していますが、英語と数学で手一杯の人はこの3科目を後回しにしてOKです。
数学~計算問題を速く正確に!
中3の夏休みは計算問題を速く、正確に解けるように訓練をしましょう。
入試問題には難しい問題だけでなく、計算問題も出題されます。
計算問題なんて余裕だよ
簡単だからといって計算問題をなめてはいけません!
正負の計算、一次方程式、連立方程式、すべて完璧に正解できますか?
$$1+15÷\frac{5}{2}-17$$
この問題は瞬殺できますか?
分数の割り算ってどうやるんだっけ?
四則が混ざった計算の順番は?
自信がない人は、市販の問題集や学校のワークを用いて計算練習をしましょう!
ポイントは、時間を計って解くことです。
計算問題は正確に解けるようになるだけでなく、速いスピードで解けるようになりましょう。
高校合格に必須なのは、簡単な問題を確実に正解することです。
英語~単語と文法をガッチリ固めよう
入試問題は長文読解がメインです。
英語の長文を読むために避けては通れないのは単語の暗記と文法の理解なんです。
学校のテストでは教科書に載っている長文が出題されているよね?
でも、入試問題は初めて見る英語の長文を読むことになる。
英語の文章なんて読めないよ~
そこで必要なのが単語と文法の勉強なのです。
長文を構成している単語、そして単語の並び順の意味。これらがわかっていないと長文を読むことはできません。
単語ってどうやって勉強すればいいの?
中1から中3の教科書に載っている単語を覚えましょう。
長文を読めるようになるために単語を覚えるので、英語を見て訳を言えるように勉強しましょう。
難関高校を受験する場合は教科書に載っている単語だけでなく、市販の単語帳を購入して勉強しましょう。
英作文の対策としては、日本語を見て英単語を書けるようにします。
しかし、英作文よりも長文読解のほうが難易度が低いため、まずは英語を見て訳を言えるようにしましょう。
文法は何を勉強すればいい?
英語が苦手な人は中1の内容から復習しましょう。
三単現とはなんですか?
過去形と現在完了の違いは?
助動詞とはなんですか?
不定詞の三用法とその意味は?
すべて答えられる人は少ないと思います。
中学校で習った文法がわからないと、高校入試の長文はもちろん、高校で習う英語もわからなくなります。
夏休みのうちにしっかりと単語と文法の勉強をしましょう。
国語~漢字をしっかり!
漢字は長文と違って安定した得点源になります。それなのに、長文読解の勉強に気を取られて漢字をおろそかにする人がいます。
夏休みからしっかり漢字の勉強をしてライバルに差をつけよう!
余裕がある人は高校受験対策の問題集を購入して現代文の問題をやってみよう。古文は後回しでOKです。
長文読解では学校のテストと違って、まったく見たことのない文章から問題が出題されるので、初めて読む文章を『速く正確に』読めるようになりましょう。
難しくて文章が読めない……
そういう君は、まずは時間を気にせずしっかり問題文を読んでみよう。一通り読めるようになってから徐々にスピードを上げていけばいい。
社会~地歴のどっちかを完璧に
社会は地理・歴史・公民の3つの分野から出題されます。
このうち公民はまだ習っている途中だと思うので、後回しで大丈夫です。
まずは全範囲習っている地理か歴史を完璧にしましょう。
地理と歴史ならどっちを勉強すればいいの?
好きな方でOKです!
好きな分野なら勉強のモチベーションが上がりやすいし、模試で点数を取れるようになったらさらにモチベーションが上がります。
他の分野も勉強するぞ~!
こうして、地理・歴史・公民すべて完璧にしていきましょう。
地理も歴史もどっちも好きじゃないんだけど
そういう人は過去問を見て、配点が高い方から勉強しましょう。
配点がどの分野も同じなら、より簡単そうな分野から勉強することをおすすめします。
理科~一番得意な分野から勉強
理科は4つの分野に分かれています。
生物、化学、物理、地学だね!
この4つのうち1つ選んで完璧にしましょう。
おすすめは生物です。
生物は暗記さえできていれば得点できるので、比較的短期間で結果が出やすいのです。
化学や物理は計算問題が出るので難しく感じる人が多いでしょう。
まずは生物の暗記を終わらせて、秋以降に物理、化学、地学を詰めましょう。
物理が好きだから物理からやってもいい?
もちろんそれでもOKです!
得意な分野・好きな分野があるならそこから勉強して模試で得点できるようになれば、勉強のモチベーションが上がるのでおすすめです。
まとめ~夏休みは英数の基礎固め!
夏休みは受験の天王山。
受験勉強のやる気に満ちあふれていたとしても、まずは慌てず基礎固めから行いましょう。
夏でしっかり基礎を固めておけば、秋以降に過去問演習をした際、スムーズに勉強を進めることができます。
逆に言うと、夏で基礎固めができていないとその後の受験勉強で苦戦を強いられることになります。
特に英語と数学は、一朝一夕で点数は上がりません。
英語は単語、文法を覚えなければ長文を読めません。
また、数学は基本的な計算問題が解けなければ応用問題を解くことができないのです。
千里の道も一歩から。地道な努力を続けて志望校合格を勝ち取りましょう!
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