【塾講師が解説】連立方程式のミスを減らすコツは?
連立方程式は計算ミスが多発する単元です。
私は塾講師として中学生に数学を教えています。その経験から言うと、特に連立方程式を習って間もない中学2年生はよくミスをします。
ミスが多いのはあなただけじゃないですよ。
しかし連立方程式の計算は、定期テストで多く出題されるので計算ミスを減らしたいですよね。
この記事では連立方程式のミスを減らすコツを解説します。
連立方程式で計算ミスが多発しやすい原因から解説するので、ミスをする前に構えられるようになり、ミスを減らすことができますよ。
【結論】連立方程式のミスを減らすには自分がどこで間違えるのかを把握する
一次方程式や文字式の計算と比べて、連立方程式には多くの計算の工程があります(詳しくは後で解説しますね)。
よってどこでミスをするのかを自分で把握できれば、連立方程式を解きながら気をつけることができるのでミスする確率が下がります。
何も考えずに問題を解くよりも、自分はここでミスをするから気をつけよう!と思いながら解いた方がミスが減る気がしませんか?
とはいえ、今から自分一人でどこをミスするのかを知るのは難しいですよね。
ここから先では連立方程式の計算過程と、どの過程でミスしやすいのかを解説するので参考にしてください。
連立方程式の計算過程で特にミスしやすいところ
連立方程式の計算過程を細かく解説します。
その後、どの過程で特にミスをしやすいのか解説するので、自分に当てはまっていないか考えながら読んでください。
連立方程式の計算過程
連立方程式の『加減法』で解いた場合の計算過程を示します。
代入法ならいきなり③一次方程式を解くので、代入法より加減法の方がミスをしやすいです。
連立方程式ってこんなにやることあったんだね
このように、連立方程式は計算過程が多いのでミスをしても無理はないのです。
特に係数合わせと筆算でミスしやすい
連立方程式は計算過程が多く、ミスをしやすいです。
特に加減法で始めに行う①係数合わせと、係数を合わせた後に行う②筆算です。
①の係数あわせでは、単純にかけ算をミスするだけでなく右辺をかけ算し忘れることがあります。
【右辺をかけ算し忘れる例】
2x+3y=10
この式に3をかけるとしたら、
正解:6x+9y=30
右辺をかけ算し忘れるミス:6x+9y=10
また②の筆算では、特に引き算の場合に符号ミスをすることがあります。
答え合わせの時にどこで間違えたか分析する
連立方程式の問題を解いた後、答え合わせをしますよね。
その時に間違えた問題はぜひ、×をつけるだけで終えずになぜ間違えたのか原因を見つけてください。
計算ミスをしやすいのか符号ミスをしやすいのか、自分のミスの傾向がわかれば気をつけやすいです。
よって、連立方程式のミスを減らすことにつながりますよ。
まとめ
連立方程式のミスを減らす方法についてまとめます。
どれだけ気をつけていても計算ミスを完全に無くすことは難しいです。
私のような塾の先生でも、計算ミスは0にはできません。
しかし自分のミスの傾向を知れば、対策しやすくなります。
計算ミスするかしないかを運任せにせず、できる限りミスをしないように対策していきましょうね。
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