【中3数学】ルートの中を簡単にする方法3ステップを解説!【問題演習付き】

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【中3数学】ルートの中を簡単にする方法3ステップを解説!【問題演習付き】



 『ルートの中を簡単にする』と言われて、最初からなんのことかわかる人はいないでしょう。

 『ルートの中を簡単にする』とは、ルートの数をできるだけ簡単な数で表すことで、ルートの計算をする上で必ず出てくる作業です。

 初めは難しいかもしれませんが、この記事を読めばルートの中を簡単にする方法が3ステップに整理されているのでよくわかりますよ。

 さらにルートの中を簡単にする問題演習を解けば、ルートの中を簡単にする計算だけでなく、ルートの数同士の四則演算も怖くなくなります!



 ルートの中を簡単にするとは、ルートの数をできるだけ簡単な数字だけで表すことです。

 例えば$\sqrt{ 18 }$なら、簡単にすると$3\sqrt{ 2 }$になります。

 18よりも、3や2の方が数字が小さいですよね。

 ルートの数の計算をする際は必ず、ルートの中を簡単にする作業をします。

 つまり、平方根を学ぶうえで、ルートの中を簡単にする技能は必須なのです。



 ここからはルートの中を簡単にする方法を3ステップで解説します。

ルートの中を簡単にする方法

  • ルートの中の数を素因数分解する
  • ペアの数をルートの外に出し、ペアがない数はルートの中に残す
  • ルートの外に出た数同士、中に残った数同士をかける
    ⇒数が1個ならそのまま

 ルートの中を簡単にする過程で、素因数分解がでてきます。

 例題を用いてルートの中を簡単にする方法3ステップを解説します。

例題

ルートの中を簡単にしましょう。

$\sqrt{300}$

 まずは①ルートの中の数を素因数分解する

300を素因数分解する
300=2×2×3×5×5

 次に②ペアの数をルートの外に出し、ペアがない数はルートの中に残す

 ペアの数をルートの外に出すときは、数字を1個ずつ出すのがポイントです。

300=2×2×3×5×5
ペアになった2と5を、それぞれ1個ずつルートの外に出す。ペアのない3はルートの中に残す。

 最後に③ルートの外に出た数同士、中に残った数同士をかける

 ルートの外に出た数、またルートの中に残った数が1個しかないならそのまま書きます。

ルートの外に出た2と5をかけて10にする。1つだけルートの中に残った3はそのまま書く。



 ここからはルートの中を簡単にする問題を解いていきましょう。

問題演習

ルートの中を簡単にしなさい。

  • $\sqrt{99}$
  • $\sqrt{150}$

まずは素因数分解して、ペアの数を探すんだね

答え

    • $\sqrt{99}=3\sqrt{11}$
    • $\sqrt{150}=5\sqrt{6}$

     ルートの中を簡単にする方法は、以下の3ステップです。

    ルートの中を簡単にする方法

    • ルートの中の数を素因数分解する
    • ペアの数をルートの外に出し、ペアがない数はルートの中に残す
    • ルートの外に出た数同士、中に残った数同士をかける
      ⇒数が1個ならそのまま

     最初は難しく感じても、慣れてくればだんだん素早くできるようになります。

     学校の問題集なども使って、ルートを簡単にする計算をたくさん練習してくださいね。


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