【理系必見】理系に国語はいらない?←絶対に必要な理由3選


理系にこそ国語が絶対に必要な理由を解説します

 理系に進んだあなた! あなたは数学や理科が好きで理系を選んだのでしょうか?

 それとも、理系の職業に就きたいからでしょうか?

 そんな理系のあなたにとって、なぜ文系科目である国語を勉強するのかが疑問ですよね。

受験で使わないのになんで国語の授業があるの?

理系は数学と理科ができれば、国語はいらないんじゃないの?

 そう考えているあなたに大事なお知らせがあります。

 理系のあなたにも国語は絶対に必要です!

 私が高校生の時、私は理系クラスにいましたが高3まで現代文の授業がありました。

 なんで理系なのに国語が必修なんだろう?と当時は疑問に思ったものですが、理系大学を卒業した今、その意味がよくわかります。

 この記事では高校生のあなたに、なぜ理系に国語が必要なのかを解説します。

筆者「湊音(みなと)」について

  • 高校では理系を選択
  • 理系大学を卒業
  • 卒業研究・学内の研究発表会を経験
  • 大学院入試を経験



 私立大学のみを受験するのであれば、受験科目としては国語を必要としないかもしれません。

 しかし、たとえ受験科目として必要としなくても間接的に受験に関わってきます。

 また、理系大学での勉強・研究、さらに大学卒業後にも大いに関係します。

 以下で詳しく解説します。

問題文を正確に読めるようになるため

 数学の応用問題は得意ですか?

 長い文章を読んで正確に図を描かなければ解けない問題が多いですよね。

 そのために必要な力はなんでしょうか?

 そう。国語力です。

 正確に言うと、問題文を正確に読み取る読解力です。

数学の問題文ぐらい読めるよ

 一見すると簡単な短い文章ですが、それを正確に読み解いてさらに図まで描くとなると難しいですよね。

 数学の応用問題が解けない! という人は、一度自分の国語力が足りているか確認してみましょう。

大学で難しい文献を読むため



 大学生になると、難しい文献をたくさん読むことになります。

 普段授業で使う教科書でさえ、難解で頭が痛くなるなんてこともザラです。

大学の教科書は難しい!

 大学の教科書と聞いて、どんな教科書を思い浮かべましたか?

 フルカラーで、わかりやすくて、公式がまとめてあったりして……。

 大学の教科書はそんな優しいもんじゃありません!!

 授業が難しいのに教科書も難解、なんてことはよくあります。

 はっきり言って、教科書で自習させる気ないです。

高校の教科書

みんなで楽しくお勉強しようね!

大学の教科書

こんぐらい理解しろやゴラァ!!

 これぐらい差があります。教科書というより専門書という方が近いかもしれません。

 でも自習しないと授業がまったくわからないというジレンマ……。

 専門書を読み、理解するにはやっぱり一定以上の国語力が必要です。

レポートの執筆や研究に必要

 大学で読む文献は教科書だけではありません。

 レポートの執筆や卒業研究では、専門書を読む必要があります。

 これに関しては教科書じゃなくて明らかに専門書。

 そういった本はそもそも研究者や社会人向けに書かれているので、高校卒業程度の国語力があっても難しいです。

 現代文の授業で扱う程度の説明的文章は余裕で読めないとまったく歯が立ちません!

わかりやすく説明する力をつけるため



 大学を卒業した後、多くの人は就職するか大学院進学をしますよね。

 就職するにせよ進学するにせよ、面接を避けては通れません。

 企業の面接では卒業研究について聞かれることがあります。また、大学院入試の面接ではほぼ間違いなく聞かれます。

 さて、大学4年生のあなたは、自分の研究について上手く説明できるでしょうか?

 大学で行う研究は専門的なものです。

 突然ですが、あなたは免疫についてどれくらい知っていますか?

抗体と、抗原と、ワクチンぐらいかな?

 よほど詳しい人でない限り、それぐらいの知識しかないでしょう。

 一般企業の面接官であれば、あなたの研究分野に詳しい人はほぼいません。

 大学院入試だとしても、面接官をしている大学教授があなたの研究分野に精通しているとは限りません。

 そういった素人たちにいきなり、例えば免疫学についてこんな説明をしたらどうでしょうか?

私は抗体の可変部について研究しています!

抗原結合部位のアミノ酸配列を解析し改変することによりウンタラカンタラ

 まったく意味がわからないですよね。

 わかりやすく人に説明する力も国語力です。

 現代文の説明的文章は、文字通り筆者の主張を説明する文章です。

 説明的文章を読み取り方と同時に、話の展開のしかたを学ぶと説明力をつけることができます。

周りに流されず国語の勉強をしよう



 あなたのクラスに必ずこういう人が現れます。

受験で国語使わないから、授業テキトーに受けるわ

 そういう人がいると、知らず知らずのうちに「国語はいらない」という雰囲気に飲まれてしまうものです。

 でもあなたは、この記事を読んで理系にも国語が必要なことを学びました。

 目先の目標である大学受験には必要なかったとしても、大学生、社会人になったときには国語力が必ず役に立ちます。

 とはいえ、受験勉強で忙しいときにガッツリ国語の勉強をしよう、というわけではありません。

 国語の授業と学校のテストを真面目に受けるだけで構わないので、受験に要らないからと手を抜かないようにしましょう。

まとめ

 理系にこそ国語が必要な理由をおさらいします。

理系にこそ国語が必要な理由
・問題文を正確に読めるようになるため
・大学で難しい文献を読むため
・わかりやすく説明する力をつけるため

 難しい文章を正確に読む力、わかりやすく説明する力は社会人になったら文系・理系問わず必要ですよね。

 理系の高校生にとって受験科目としては国語が必要ないとしても、将来の自分のためにしっかり国語の授業をうけましょう。



  


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