【これですっきり】現在完了形の3用法の違いがわかる!過去形との違いも
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現在完了形の3用法『結果・完了』『継続』『経験』の使い分けは、多くの人にとってややこしいと感じることでしょう。
今回の記事では、現在完了形の3つの用法に焦点を当て、それぞれの違いをわかりやすく説明します。
現在完了形の3用法には、それぞれキーワードがあります。
『already』『just』『yet』や、『ever』『never』の違いはわかりますか?
ドキッとしたあなたでも大丈夫! キーワードを整理しながら3用法の解説をするので、この記事を読み終えるときには3用法の違いがわかるようになります。
他にも、混乱しがちな『現在完了形と過去形との違い』も解説します。
丁寧に解説しているので、英語が苦手な人でも安心して読めますよ。
現在完了形とは?
まずは現在完了形とは何なのかを解説し、その後で混乱しがちな『現在完了形と過去形との違い』を解説します。
現在完了形を図でイメージ
現在完了形は時制を表す表現です。
では、現在完了形がどの時間を表すのかを図で見ていきましょう。
![現在完了形とは
現在完了形は過去から現在にかけて表している](https://lets-study-no1.com/wp-content/uploads/2024/06/現在完了形とは-1024x538.png)
現在形や過去形が現在の一時点もしくは過去の一時点を表しているのに対し、現在完了形では過去から現在にかけてしたことを表しています。
現在完了形と過去形との違い
現在完了形は過去から現在にかけてしたことを表しているとお話しました。
それに対し、過去形は過去の一時点についてだけ表しています。
![現在完了形と過去形の違い
過去形は一点、現在完了形は幅がある](https://lets-study-no1.com/wp-content/uploads/2024/06/現在完了形と過去形の違い-1024x538.png)
例えば過去形と現在完了形では以下のような違いがあります。
- 過去形:She lived in Tokyo for five years.『彼女は東京に5年間住んでいました』
- 現在完了形:She has lived in Tokyo for five years.『彼女は東京に5年間住んでいます』
微妙なニュアンスの違い、わかりますか?
まず現在完了形の方は、東京に5年間住んでいて、今も住んでいるということですよね。
対して過去形の方は、東京に5年間住んでいたというだけで、今も住んでいるわけではありません。
過去形と現在完了形には、このようなニュアンスの違いがあるのです。
現在完了形の3用法についてそれぞれ解説
現在完了形には3つの用法があります。
- 完了・結果
- 継続
- 経験
ここからはそれぞれの用法の意味や、それぞれの用法を見分けるキーワードについて解説します。
これを読めばそれぞれの違いがわかり、使い分けができるようになりますよ。
①完了・結果
まずは現在完了形の『完了・結果』について解説します。
完了・結果を一言で:~した
完了・結果のキーワード:already『もう~した』/just『ちょうど~した』/yet『まだ~していない/もう~した?』
例文『already/just/yet』
例文【完了・結果】
- I have already finished my homework.
『彼はもう宿題を終えました』 - She has just arrived at the station.
『彼女はちょうど駅に着いたところです』 - Have you finished your homework yet?
『あなたはもう宿題を終えましたか?』
――Yes,I have. / No, I haven’t.『はい、もう終えました/いいえ、まだ終えていません』 - I haven’t finished my homework yet.
『私はまだ宿題を終えていません』
①の文は、alreadyを用いて『もう~した』と言い、②はjustを用いて『ちょうど~した』と言います。
②は『もう~しましたか?』という疑問文です。
文末に『yet?』を付けることで疑問文を作ります。
③は『not~yet.』を用いた『まだ~していません』という否定文です。
文末に『yet.』を付け、さらにhaveの隣に『not』を付けることで否定の意味を表します。
②継続
次は現在完了形『継続』について解説します。
継続を一言で:過去~今まで続いていること
継続のキーワード:for『~間』/since『~から』/How long~?『どれくらいの間~?』
例文『for/since/How long~?』
例文【継続】
- I have lived in this city for five years.
『私はこの街に5年間住んでいます』 - She has worked at the company since 2010.
『彼女は2010年からその会社で働いています』 - How long have you known him?
『彼を知ってからどのくらいですか?』
――I have known him for five years.『私は彼を5年間知っています。』
①の文はfor『~間』、②の文はsince『~から』と、あることを今までずっと続けていることを表しています。
これらの文について詳しくは後で詳しく解説します。⇒『for』と『since』の違い
③の文はHow long~?『どれくらいの間~?』という、疑問詞を用いた疑問文です。
【How long~?】の使い方
How long + have + 主語 + 過去分詞~?『どのくらいの間~ですか?』
今までに習ったhowを用いた疑問文と同じように、『How long』の後は普通の疑問文『have you~?』が続くのがポイントです。
『for』と『since』の違い
現在完了形の学習を進めているうちに区別がつかなくなるのが『for』と『since』です。
ここでしっかり、2つの違いを理解しておきましょう。
上でも書いたように、forは『~間』、sinceは『~から』という意味です。
例えば今が2000年だとして、1995年~今(2000年)を言うには以下のような2種類の言い方がありますよね。
- (1995年~2000年の間の)5年間
- 1995年から(2000年まで)
同じ期間を表していても、①と②を英語で言うと違いがでます。
- (1995年~2000年の間の)5年間⇒for five years
- 1995年から(2000年まで)⇒since 1995
ニュアンスの違いがありますよね。
![forとsinceの違い
since 1995『1995から』
for five years『5年間』](https://lets-study-no1.com/wp-content/uploads/2024/06/forとsinceの違い-1024x538.png)
③経験
最後に現在完了形の『経験』について解説します。
経験を一言で:~したことがある
経験のキーワード:once・twaice・~times『1回・2回・~回』/before『以前』/ever『~したことがある?』/never『一度も~したことがない』/How many times~?『何回~した?』
例文『once・twaice・~times/before/ever/never/How many times~?』
例文【経験】
- I have been to Europe once.
『私は1回、ヨーロッパに行ったことがあります』 - I have seen that movie before.
『私は以前その映画を見たことがあります』 - Have you ever been to Australia?
『あなたはオーストラリアに行ったことがありますか?』 - He has never traveled outside of his country.
『彼は自国の外に旅行したことがありません』 - How many times have you visited Tokyo?
『あなたは東京に何回行ったことがありますか?』
①は『○回~したことがある』という時の文です。
1回なら『once』、2回なら『twice』、3回以上なら『数字+times』と言います。
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3回なら『three times』だね
②は『以前~したことがある』という文です。
特に何回とは言いませんが、以前にした経験があるときに使います。
③は過去の経験を聞く疑問文です。
特徴的なのは『Have you』の後に続く『ever』です。
【現在完了形『経験』の疑問文】
Have you ever + 過去分詞 + ~?『あなたは~したことがありますか?』
④は経験の否定文、つまり『一度も~したことがない』と言う時の文です。
経験の否定文のキーワードは『never』です。
haveと過去分詞の間に『never』を入れて、否定文とします。
普通であれば『not』が入る位置に『never』が入ったと考えるとよいでしょう。
⑤はHow many times~?を用いて『(今までで)何回~した?』と聞く疑問文です。
【How many times~?】の使い方
How many times + have + 主語 + 過去分詞~?『何回~した?』
今までに習ったhowを用いた疑問文と同じように、『How many times』の後は普通の疑問文『have you~?』が続くのがポイントです。
『gone』と『have been to~』の違い
現在完了形の学習をしていると必ずといって良いほど疑問に思うのが、『gone』と『have been to~』の違いでしょう。
例えば『彼は日本に3回行ったことがある』と言いたいとき、現在完了形を用いてどのように英語で表すでしょうか。
何も知らなければ、『He has gone to Japan three times.』とすることでしょう。
しかしこれは間違いです。
『私は日本に3回行ったことがある』と経験を言う時には『gone』ではなく『have been to~』とします。
【『have been to~』を使う場合】
彼は日本に3回行ったことがある《経験》
⇒He has been to Japan three times.
『I went to Japan.』ではなく『I was in Japan.』を現在完了形に書き換えた、とイメージすると良いでしょう。
では、『gone』はどんな時に使うのか。
『gone』は『(もう)行ってしまった』と言う『完了・結果』の文の時に使います。
例えば以下のように使います。
【『gone』を使う場合】
彼は日本に行ってしまった《完了・結果》
⇒He has gone to Japan three times.
この場合、彼は日本に行ってしまい、帰ってきていないというニュアンスになります。
まとめ
現在完了形の3用法についてまとめます。
- 現在完了形では過去から現在にかけてしたことを表す。
- 現在完了形の3用法は『完了・結果』『継続』『経験』があり、それぞれのキーワードを覚えることが重要
現在完了形の3用法の解説聞いているうちは、特に引っかかりなく理解できたような気がするでしょう。
しかしいざ自分一人で問題を解いてみると、『あれ? なんだっけ?』となることがあります。
現在完了形の3用法の違いを即答できるまで、何度でも復習してくださいね。
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