【中高生向け】将来の夢の決め方を解説!NGな決め方も解説
明日の小テストや部活で頭がいっぱいの学生ライフ。それを知ってか知らずか、大人たちはことあるごとに『将来の夢』を聞いてきますよね。
普段大人に聞かれるだけならまだいいでしょう。しかし推薦受験の面接でも聞かれるとなると、やっぱり「将来の夢はまだ決まってません」はマズい気がしますよね。
将来の夢って、どうやって決めればいいんだろう?
将来の夢の決め方がわからないあなたのために、この記事では将来の夢の決め方を解説しています。
また、ありがちだけどNGな将来の夢の決め方も解説します。
将来の夢が決れば、大人に聞かれた時や、面接の時などで困らなくなります。
また、学生のうちから将来の夢をもち、目標をもって学生生活を送れば大人になってからの人生を豊かにできます。
この記事を読んで、ぜひ将来の夢を見つけてください。
将来の夢が決らないまま大人になるとどうなるのか
将来の夢が決まらないまま大人になるとどうなるのか。
実は子どもの頃に将来の夢をもたなくても、大人になってから立派に生活している人はたくさんいます。
だから、将来の夢がないからといって、大人になってからどうこうなるということはありません。
しかし、その人生は楽しいと思いますか?
大学も就職も、自分で学部や職種を選ぶんでしょ?
将来の夢がなかったらどうやって選ぶの?
将来の夢がないまま大学や就職を決めるときにどうするか。
ラクそうとか、就職口に困らなそうとか、そんな基準で決めることになります。
そしてこう言うのです。
「やりたいことを仕事にできる奴なんて一握りだ」
「夢を叶えるのは特別な才能のある奴だけだ」
周りの大人がこう言っていたのを、聞いたことがあるでしょう。
夢があって挑戦して、それでも道半ばで諦めざる得なかった。または、なんらかの事情があって挑戦できなかった。そういう人ばかりがこう言うわけではありあません。
消極的な理由で仕事を決めた人が、自分を納得させるために言っていることもあるのですよ。
とてもつまらなそうですよね。
あなたはそんな大人になりたいですか?
学生のうちにしっかりと自分と向き合い、本当にやりたいことを見つけましょうよ。
自分探しをする時間は、今ならたっぷりあるのだから。
将来の夢を決めるためにやること5選~自分を知る
将来の夢を決めるためには、まずは「自分を知ること」から始めます。
自分を知るには、色々な角度から自分を見ればよいのです。
ここでは自分を知り将来の夢を決めるためにやるべきことを、5つ紹介します。
- 自分の好きなこと・嫌いなことを知る
- 自分の得意なこと・苦手なことを知る
- どんな大人になりたいかを考える
- 世の中にどんな職業があるのかを知る
- 親に自分はどんな職業が向いているかを聞く
以下で詳しく解説します。
①自分の好きなこと・嫌いなことを知る
仕事にするなら、自分の好きなことを仕事にしたいですよね。
したがって、まずは「自分は何が好きなのか?」を知りましょう。
改めて聞かれると、すぐに答えられないものですよね。
だから一度、机に向かいノートを用意して、自分の好きなことについて真剣に考えてみましょう。思いついたことを、できる限りたくさんノートに書き出します。
また、「自分は何が嫌いなのか?」も知る必要があります。
嫌いなことなんて絶対仕事にしたくないよ!
なんで自分の嫌いなことも知らなきゃいけないの?
答えは簡単。嫌いなことを絶対に仕事にしないためです。
嫌いなことなんかわざわざ仕事に選ばない!と思いますよね?
では、自分は何が嫌いなのか説明できますか?
そう言われると言葉に詰まるはずです。
将来の夢を決めるには、まず自分を知ることが重要です。その第一歩として、自分の好きなこと・嫌いなことを知りましょう。
②自分の得意なこと・苦手なことを知る
自分の得意なことを仕事にするのもよいでしょう。
必ずしも「好きなこと=得意なこと」ではないので、好きなことを考えた後に得意なことを考えると、また新たな発見がありますよ。
得意なことなんかないよ
得意なことは、自分にとっては当たり前にできることなので、見つけるのは大変です。
すぐには見つからなくても、今から意識するだけでそのうち「あ、これ得意かも」と思いつきますよ。
また、苦手なことから得意なことを考えることもできます。
例えば「じっとしていることが苦手」なら、見方を変えれば「エネルギッシュに動くことが得意」なのです。
ちなみに筆者は「急ぐことが苦手」ですが「じっくりやる」のは得意です。
③どんな大人になりたいかを考える
将来の夢は、必ずしも「職業」である必要はありません。
どんな大人になりたいかを考え、それを達成するための手段として職業を選ぶこともできます。
別に立派なことを考えなくていいのです。
お金持ちになりたいとか、モテたいとか、そんなでもいいですよ。
ざっくりと考えたら、「なぜそんな大人になりたいのか」まで考えましょう。
例えばなぜお金持ちになりたいのか。
そう考えると、高級車を買いたいからだと気づいた。
そして車が好きなことに気づき、車関係の仕事に興味をもつ……みたいなことがあるかもしれません。
④世の中にどんな職業があるのかを知る
これまで「①自分の好きなこと・嫌いなことを知る」「②自分の得意なこと・苦手なことを知る」「③どんな大人になりたいかを考える」と、自分について知り将来の夢を決める方法を解説しました。
ここでは「世の中にどんな職業があるのかを知る」方法を解説します。
自分を知るって時間も労力もかかるんですよね。しかもすぐに答えがでるわけでもありあません。
しかし、まずどんな職業があるのかを調べれば、その中で気になる職業に出会えるかもしれません。
そもそもどんな職業があるのかを知らなければ、大人になって仕事をしている自分を想像しづらいですよね。
自分探しに難航している人はぜひ、この方法を試してみてください。
⑤親に自分はどんな職業が向いているかを聞く
あなたのことを生まれたときからずっと見ている人は誰でしょうか。
そう、親です。
親にどんな職業が向いているかを聞いてみたら、自分では思いもよらない答えが返ってくるかもしれませんよ。
実は私も、塾講師になったきっかけは母の勧めでした。
母に塾講師が向いていると言われたのですが、その時の私は半信半疑だったんですよね。人と、まして子どもと接する仕事なんか自分にできるのかと。自分では人と接する仕事は絶対に向いていないと思っていました。
しかし今は、塾講師として楽しく仕事をしていますよ。
親の言うことは馬鹿にできないのです。
とはいえ、親の言いなりになるのとは違います。
あくまで親の意見を参考に、自分について知ることが目的です。
これはNG!やってはいけない将来の夢の決め方3選
ここからは将来の夢を決めるのにNGな方法を解説します。
- 「ラクそう」を基準に決める
- 「就職に困らなそう」を基準に決める
- 自分ではなく世間を軸に決める
詳しくは以下です。
①「ラクそう」を基準に決める
頑張らなくてよいことの「楽」と、心が躍る「楽しい」は同じ漢字を使います。
しかし、これらはまったく異なるのです。
「楽」なことと、「楽しい」ことは違います。
「楽」だと「楽しい」って思えないんですよね。
しかし、「楽しい」ことがないと「楽」な道を探し始めるのです。
とはいえ、世の中「楽な仕事」はありません。どれだけ楽そうに見えても、必ずどこかに辛いところがあります。
楽しくなければ楽でもない。そんな仕事をしたいですか?
楽して生きていきたい、と思うならそれを徹底的に追求しても良いかもしれませんが、それが嫌なら「楽しい」ことを探した方がいいですよね。
②「就職に困らなそう」を基準に決める
就職活動って大変そうですよね。
そこで、就職に強そうな大学・学部に進学しようとする人がいます。そしてその延長にある職に就こうとするのです。
例えば文系より理系の方が就職に強いイメージがありますよね。
文理選択をした際に、とりあえず理系を選ぶ人もいるでしょう。
しかし、とりあえずで選んだ学部、そして職業は本当にあなたに向いているのでしょうか。
就職に困らなそうだというのであれば、就職した後はどうなのでしょうか?
人生は就活を終えてからの方が長いですよね。その仕事は本当に自分のやりたいことですか? そして自分に向いていますか?
そうではないなら、大人になってからは辛い毎日になるでしょう。
③自分ではなく世間を軸に決める
上で「どんな大人になりたいか」を考えて、将来の夢を決めようとお話しました。
そこでこう考えた人がいるのではないでしょうか。
良い大学に行って、良い会社に入って、結婚して子どもを作る!
これ自体は素晴らしい考えです。しかし、本当にこうなりたいのですか?
今となっては、正社員就職をして結婚をするだけが人生ではありません。
色々な生き方がある世の中では、このような「人生の王道ルート」はあくまで生き方の一つに過ぎないのです。
あなたが「これがすべて」だと思っていることは、実は全然違うのですよ。
だから、自分を知ることが必要なのです。
良い大学に行って、良い会社に入って、結婚して子どもを作りたい自分なりの理由を説明できますか?
そのそも、あなたにとって良い大学、良い会社とはなんですか?
自分なりの答えがあるなら問題ありません。しかし、世間体を気にしているだけであれば問題です。
人の目を気にする人生は虚しいものですよ。
まとめ~自分が心から楽しめる夢をみよう
将来の夢を決めるには、自分を知ることが重要だとお話しました。
そのためにやるべき事は以下の5つです。
- 自分の好きなこと・嫌いなことを知る
- 自分の得意なこと・苦手なことを知る
- どんな大人になりたいかを考える
- 世の中にどんな職業があるのかを知る
- 親に自分はどんな職業が向いているかを聞く
逆にNGな決め方は以下です。
- 「ラクそう」を基準に決める
- 「就職に困らなそう」を基準に決める
- 自分ではなく世間を軸に決める
自分が心から「楽しい」と思えるビジョンを描きましょう!
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