もうすぐテストだけど、どうやって勉強したらいいかわからない。

 そんなことを考えなからスマホをポチポチしていたら、この記事にたどり着いたんじゃないかな?

 特別なことをする必要はない。学生諸君がやるべき事はただ一つ。

 学校のワークを解きまくること!

 ここではテスト勉強としてワークを解く目的や、ワークの解き方を解説していきます。

こんな人におすすめ

  • 今回こそしっかりテスト勉強がしたい人
  • テスト勉強のしかたが分からない人
  • テストまで2週間ぐらい時間がある人

 この記事はテストまで2週間ある人に向けて書いたものなので、そんなに余裕がない!という人はこの記事を読んでください。

ワークを解きまくるって、そんなのめんどくさい!

 そんな学生諸君の声が聞こえてきた。

 でも、なぜワークをたくさん解くとテストで高得点を取れるのかを知れば、面倒でもやりたくなるだろう。

効率よく復習すること

 テストに出るのはどんな問題だろう。

授業で習った問題が出ます

 つまり授業中に行った問題を全て記憶すれば100点を取ることができるけど、その対策をするのは現実的じゃないね。

 学校のワークには、授業で習った問題と似たような問題がたくさん載っているから、授業で行った問題を全て行う代わりに、ワークを解けば100点に近づけるというわけ。

それなら、1回解けば良いんじゃないの?

 そう思った君は、今すぐ教科書を開いて、一週間前に習った問題を見返してみよう。

覚えてるわけないじゃん

 一度だけ解いた問題を全て記憶できていたら、君は天才だ。

 テストで高得点を取るのに天才である必要はない。忘れていたなら、思い出すだけ。

 大切なのは何度も同じ問題を解き、問題の解き方を定着させることなんだ。

努力の天才になるぞ!!

たくさん計算練習をすること

 数学のテストで一番点を取りやすいのは何の問題だろう?

 そう、計算問題。

計算問題なんて余裕!

 本当にそうかな?

 確かに、計算問題は公式に当てはめるだけで出来てしまうので、数学が苦手な人でも解きやすい。

 でも、計算問題を解くのに一番怖いのは、そんな簡単な問題でもミスをしてしまうこと。

また計算ミスした…。やっぱり数学苦手だ。

 君が計算ミスをしてしまうのは、数学ができないからじゃない。

 うっかり符号を間違えたり、いつもは出来るかけ算を間違えてしまったり、色々と原因があるよ。

 そういった“うっかりミス”を無くすには、ひたすら計算問題を解くのが有効だ。

 最初は計算ミスを繰り返してしまうけれど、何度も練習するうちに速く、正確に問題を解くことができるようになる。

 計算ミスをして点数を落とすと、周りに差を付けられてしまうぞ!

自信をつけること

 ワークを解きまくる目的は、単に数学ができるようになるためだけではないんだ。

 計算問題がミス無くできるようになるとか、応用問題を解けるようになるとか、それももちろん大切だ。

 でも、最後に勝負を分けるのは自信なんだ。

 家で勉強しているときはできるのに、テストっていうと緊張しちゃってミスをしてしまう。そんな経験があるんじゃないかな?

 ワークを何周も解くことで、これからは「あれだけワークをやったんだから、絶対に大丈夫!」と思えるようになる。

 ぜひ実践してみて、自信が付いたことを実感してみてほしい。

勉強したからいける!!

 そういう根拠のある自信をたくさんつけていくことが大切だ。

90点取れるワークの解き方

ワークをたくさん解く目的はわかったけど、どうやって解けばいいの?

 もちろん、闇雲に全ての問題を解く必要はない。あくまでも目的は上に挙げた3つだ。

 

ワークをたくさん解く目的

  • 効率よく復習すること
  • たくさん計算練習をすること
  • 自信をつけること

 理想は、ワークを3周解くこと!

 “やっただけ”にならないようにする方法を、以下で解説します。

1周目:解けない問題にチェックをつける

 まずは何も見ずにワークの問題を解いてみよう。

解き方を忘れた問題がある……

 わからない問題こそが、これから重点的に勉強するべき内容だ。

 わからなかった問題は教科書で調べて解いてみる。どうしてもわからないなら解答を見ながら解いてもOKだ。

解答見たら意味ないんじゃないの?

 解答を見ながら問題を解く目的は、あくまで問題の解き方を理解するため。答えを丸写しして提出するためじゃないんだ。

 一週目で必ずやって欲しいのは、自力で解けなかった問題や、自力で解けたけど間違えてしまった問題にチェックをつけること。

 このチェックの価値は、二週目以降でわかるだろう。

2周目:チェックを付けた問題を解き直す

 一周目でできなかった問こそが、君の伸びしろだ。

 チェックがついた問題を完璧にすれば、テスト範囲の問題を全て解けるようになったということ。

90点も夢じゃない!!

 二週目は、チェックがついた問だけを復習していこう。

 こうすることで、君ができない問題を効率よく復習することができ、点数UPに繋がるんだ。

1つ出来たら3点UP
2つ出来たら6点UP……

 こんな風に考えると、まるでゲームの経験値を貯めてレベルアップしてるみたいで楽しくなるぞ。

 解けるようになった問題は、チェックに○を付けていこう。○が増えていく過程を見るのも楽しいよ。

使い込んだワークを出せば内申点UPに繋がるかも!?

3周目:チェックが全部○になるまで繰り返す

 二週目でも解けない問題は、三週目、四週目と繰り返しチャレンジしよう。

何度やっても解けない問題がある…

 そういうときは、なぜ間違えるのかを分析してみよう。

 計算ミスをしてしまうのか? 問題の解き方がわかっていないのか?

 闇雲に周回数を増やしても意味がない。

 間違えてしまう原因を突き止めて、丁寧に計算するとか、先生に質問して解き方の意味を理解してその問をマスターしよう。

ダメ押し!~全部○になったら最初から復習

全部の問題を解けるようになったぞ!!

 全ての問題に○がついたら終わり!

 ……ではないんだ。

 ぜひ、一周目や二周目で○になった問題をもう一度復習してみてほしい。

 なにも丁寧に解く必要はない。問題を見て、解き方が頭に浮かべばOKだ。

えー! 面倒くさいよ

 最後まで○にならなかった問題は、きっと証明や文章題といった応用問題だろう。

 テストでは簡単な問題も出るので、テスト直前に応用問題ばかり解いていると、「簡単すぎて逆にわからない」問題がでてきてしまう。

 ダメ押しをすれば、中途半端な勉強しかしていないライバルを大きく突き放すことができるぞ!

 

テスト勉強でNGなこと

 ここまで、ワークを何周も解くメリットやワークの解き方をお話してきた。

 ここからは、テスト勉強をする上でやってはいけないことを解説します。

解き直しをしない

 ワークの問題を何度も解くのは、記憶を定着させるためだ。

 学校で習う内容は決して少なくない。膨大な知識を定着させるためには繰り返し学習することが必要不可欠なんだ。

勉強とは何度も同じ問題を解くことだ!

 ワークを何周もする時間が無かったとしても、1回は解き直しを行おう。

解き方の丸暗記

 同じ問題を何度も解いていると、意味を理解していなくても答えを覚えてしまうことがある。

 でもその状態だと、テストに似たような問題が出たとしても数字が変わったら答えられなくなってしまうよね。

『答えを覚える=テストで問題が解ける』ではないんだね。

 問題の解き直しをするときは、『なぜその計算をするのか』『なぜその証明になるのか』を考えよう。

 

まとめ

 ワークの問題は、解けるようになるまで何度も解き直そう。

 これだけワークをやったら、問題文を見た瞬間に解き方が勝手に頭の中で再生されるだろう。

 何度もリコーダーの練習をしたら、勝手に指が動くようになった経験はないだろうか?

 勉強も同じ。何度も繰り返し問題を解けば、解き方が君の頭に染みつくんだ。

 さらに、問題を解くのが速くなれば、テストも速く解き終わって、見直しに時間を割けるようになる。

 最後の最後まで、1点でも多く取ることを考えよう。