都立高校入試の数学で堅実に点数を取るには大問1を完璧にする!

 V模擬やW模擬で数学の点数が伸びずに焦っている中3のあなた!

模試や過去問で数学30点も取れない……泣

そんな人でも安心してください。

 今から大問1を完璧にすれば都立入試で46点取ることができます!

 ここでは、都立入試数学の大問1の内容と対策について解説します。

  • 過去問や模試の数学で30点も取れない人
  • 数学が苦手だけど冬から本気で数学の点数を上げたい人

【免責】
この記事は2023年10月時点での情報を元に執筆しています。
今後、都立高校入試数学の試験内容、配点等が変更になる可能性がありますのでご了承ください。

大問1だけで46点取れる!

 数学の点数が伸び悩んでいるあなたが焦る理由。

 過去問や模試を解いても、解答用紙のほとんどが真っ白だからじゃないでしょうか?

解答用紙が全然埋まらない……

 でもね、よく考えてみましょう。

 都立高校入試は、1問1問の配点が高いのです。

 大問1でいうと、簡単な文章題(確率・資料・図形)や計算問題だと1問あたり5点作図で6点

 計算問題は全部で8問、作図は1問です。

 つまり、大問1を解くだけで46点を取ることが出来るというわけです!

大問1で出題される問題と配点。問1~6は計算問題、これだけで30点。問7~9は簡単な文章題、これで16点。大問1だけで46点取れる。

 だから、数学が苦手なあなたは、とにかく大問1を確実に解けるようにすることだけを考えましょう。

 以下、大問1で必出・頻出する問を紹介します。

大問1の内容と対策

大問1で出題される単元。正負の数や方程式、平方根といった計算問題に加えて、資料、確率、角度を求める問い、作図が出題される。

 都立高校入試の数学の大問1では計算問題、簡単な文章題、作図が出題されます。

 それほど苦労して勉強しなくても正解できる問題ばかりですが、数学の点数の半分がこの大問1にあるのです。

 数学が苦手で諦めそうになっているあなた!

 大問1だけでも完璧にして、得点源にしていきましょう。

計算問題~これだけで30点!

 都立高校入試では、必ず計算問題が出題されます。

正負の乗除、文字式、一次方程式、二次方程式、連立方程式、平方根だね!

 これらの計算では絶対に正解すること!

 計算問題を全て正解するだけで30点になります。

 計算問題はやればやるほど慣れてきてミスが減るし、スピードもあがります。

 数学が苦手な諸君は計算問題を確実に解けるようにするべく、誰よりも多く計算練習をしましょう。

 計算練習なら学校のワークや教科書の解き直しをすれば充分対策になりますよ!

資料に関する問

資料? なにそれ?

 度数、階級値、中央値などの用語とそれぞれの求め方はもちろん、相対度数や度数分布表からの平均値の求め方などを中心に復習しましょう。

 これらの用語を聞いて頭に?がたくさん浮かんでいる君は、早急に1年生のときの教科書を読み返しましょう!

 資料に関する問の復習も、学校のワークや教科書の問題で充分です。

確率

 確率は得意な人と不得意な人で分かれます。

 樹形図の書き方は覚えてますか? あと、並べる』と『組み合わせ』の違いも確認しましょう。

 確率は解き方が独特なので、必ず多くの問題演習を積んで確率の問題に慣れていきましょう。

 資料や確率は、関数や方程式と違って関連する単元がないから、習った内容や解き方を忘れてしまっていることが多いです。

 でも内容は簡単なので、ぜひとも得点できるようにしよう。

図形

 円周角の定理を用いて角度を求める問が出題されることが多い。

 ただし、単に中心角の半分にして円周角を求めるような問だけでは物足りません。

 例えば、弧の長さの比と中心角の大きさの比が等しいことを利用した問を解けるようにしましょう。

 図形の問題は、補助線を引いたり、三角形の内角と外角の関係を用いたりと、慣れていないと難しい問題が多いです。

 逆に、多くの問題を解いて経験を積めば、問題を見ただけでなんとなく解き方がわかるようになるというわけです。

 図形の問題は他の問題と比べて少しだけ難易度が高いです。

 学校のワークに載っている問で、難しくて解けなかったような問まで解けるように勉強しましょう。

作図

コンパスを用いて作図をする問題です。

 あなたは模試や過去問で正解できているでしょうか?

 あなたにまず復習してほしいのは、垂線・垂直二等分線・角の二等分線の描き方。

 たいてい、この3つの作図を用いて解くことになるので、実際にコンパスを用いて完璧に描けるようにしましょう。

証明は潔く捨てよう!

大問2以降の証明問題はどうすればいいの?

 はっきり言いましょう。

 あなたに証明問題の演習をする時間はない!

 あなたにとって一番大事なのは、簡単な問題を確実に解けるようにすることです。

 はっきり言って、中3冬の時点でそれらが出来ていないなら、今から証明問題の勉強をしたところで本番で確実に点数を取れる保証はないのです。

 大問5の空間図形も同じです。『相似』や『三平方の定理』を用いた応用問題を解くことになるので、地道に計算練習をしていた方が得点アップを望めます。

 今から数学の証明をやるなら、理科や社会の暗記をした方が総合得点のアップに役立ちますよ。

まとめ

 都立高校入試の数学の大問1対策は、学校のワークや教科書の問題を解けるようにすることです。

 点数が伸びなくて悩んでいるときこそ基礎基本を大切にしましょう。

 高校入試は数学だけじゃありません。

 数学では大問1を確実に正解できるように計算練習をしっかり行い、後は理科と社会の暗記を頑張りましょう!

 数学が苦手なら、他の得意科目で点数を取ればいいのです。

 実は私も、高校受験では数学はほとんど捨てていて、英語や国語でその分をかなり補っていました。

 大学受験なんか、英語と理科だけで受かったようなものでしたよ笑

 数学が苦手なら、取れるところだけ確実にとって、後は開き直ってしまおう。